グラフィック”ファシリテーション”と、”レコーディング”
以前、”グラフィックレコーディング”を少しばかり学んでいたとき、担当していた養成講座のご受講生さんの理解が少しでも深まるとよいな~、という願いを込めて、何期かに渡り、教室の裏に模造紙を張り出しては、せっせと講義の内容について、グラフィックレコーディングに挑戦してみた時期がありました。
当時、「養成講座を担当する裏方(事務局)は、講座内容をしっかりと把握しておく必要がある、そうでなければ担当をしてはならないはず。」という教えを下さったのは、管理栄養士の幕内秀夫先生でした。
グラフィックレコーディングをして、描き始めてみると、それまでテキストを読むことで理解ができていた内容とは、異なる形=目に見える形(手書き)で、立体的に体に記憶されてゆくような、そんな体験をしました。
学びを深めるための、グラフィックレコーディングの手法は、私にはとてもしっくりとくるもので、そして集中力を発揮する、一種のスポーツ競技のような感覚を覚えたものです。
しかしながら、「ファシリテーションが上手にできる人になりたいなぁ」👀という希望を🌟持った時、その為に”グラフィックレコーディング”の手法を試みようとしてみたけれど、どうにもうまくいかないことが、何度もありました。
それもそのはず👀、グラフィックレコーディイングと、グラフィックファシリテーションは、似て非なるもの。目的が異なるのだ、ということを最近知りました。
前者は、描かれた記録としての紙上の絵や文字などが、成果物。(講義をまとめる目的には、ちょうど合っていたことになります。)
後者は、人々の主体的な合意形成を得るための、対話の体験と参加者の背景や心持ち=ありかたを含めた過程を共有する経験が、成果物。(背景や心持ちをも、対話の中から捉えて描きだすには、自らの感性と表現者としての技術とともに、ファシリテーション能力が必要になるわけですね。)
2021年8月~2022年2月末にかけて、現在京都精華大学公開講座「リモートワーク時代に活躍する高度なファシリテーション能力を備えた人材育成プログラム」(文部科学省「履修証明プログラム」)を受講しています。グラフィックファシリテーションの第一人者である、なっちゃんこと山田夏子氏(株式会社しごと総合研究所代表取締役社長 システムコーチ・クリエイティブファシリテーター)の言葉は、温かくて深くて、毎回毎回、メモとりまくりです。
グラフィックファシリテーションを活用した事例紹介も、目からうろこ、鼻から鼻水、涙なしには聞けない、貴重なお話の数々。👀Stay homeで、クアラルンプールですごす12月までの帰国までの時間、わくわくが止まらない、そんなLearning Journeyをはじめちゃいました★のご報告でした。
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