ハムリンフィスチュラジャパンのチャリティー活動
2014年に映画「A Walk to Beautiful」の産科フィスチュラのドキュメンタリー映画の上映会をチャリティー活動としてスタートした。
市川の駅前にあるサロンのオーナーと市川の子育て支援NPOの方が、私の背中を押してくださった。そもそも、産後のバランスボール講座ができる会場探しをしている最中「で、あなたは本当は自分では何をしたいの?」と、ふと投げかけられた質問に「あ、私自身は、産科フィスチュラを知って頂くための映画上映会をしたいと思ってるんです」と答えたのが、一番最初のきっかけだ。
そして、活動を始めたころ、シンガポールで出会った友達がコーチングを学んでいるというので、セッションをお願いした時に「で、あなたの夢は何?」と投げかけられ、「助産師学校を作りたい。そして、産科フィスチュラの予防と、産後の女性が産後の養生ができるような環境作りの一助となる活動をしたい。」と答えていた。
ふとした時に「で、あなたは?」と、私自身「個」に焦点を当てて、耳を傾けてくれる人の存在のありがたみを感じる。
2019年6月、ハムリンフィスチュラジャパンは、アジスアベバの産科フィスチュラ専門病院の運営資金の為に、80万円の寄付を送金する事ができた。病院の設立をなさったハムリンご夫妻がエチオピアに渡られて60周年の節目の年に、こうしてチャリティー活動で集めてきた募金をお届けすることができ、また一歩進めたように思えてほっとする。
一人の女性が、産科フィスチュラからの回復の手術を受け、そしてリハビリを行い、村々へ帰るための交通費や帰りに着る真新しいドレスを手にするために必要な経費は、概ね豪ドル600$。日本円で5万円弱。今回、チャリティー活動にご参加下さった皆さんの志を(80万円分)外国為替レートで交換をしての送金し、概ね17人の女性達の人生を、フィスチュラ専門病院での治療とリハビリを通じて、支援することができたと言える。
小さな活動ではあるが、大きな夢を持って新たに生きてゆく事が叶う、ひとり一人の女性の人生に乾杯をしたい気持ちだ。日本からの応援の気持ちを、届ける事ができた。それも、心躍る一因だ。
世界に200万人とも300万人とも言われる大勢の女性達が、産科フィスチュラを患い、今この令和の時代にも、この星のどこかで苦しんでいる。その事実を、自分自身に引き寄せて感じ、何かできることを一緒にしてゆけたら、と願っています。
今日は、NHKさんでも、アフリカの産科フィスチュラ事情についても放映されるそうです。
ぜひ、ご覧いただき産科フィスチュラのない世界を目指して、何かご一緒できたらうれしい。
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▼国連人口基金東京事務所フェイスブックより
【6月23日NHKでニジェールの児童婚や産科フィスチュラの現状が放送されます】
6月23日(日)18:05-18:42、
NHK「これで分かった世界の今」において、ニジェールの児童婚や産科フィスチュラの現状が紹介されます。
NHKヨハネスブルク支局長の別府記者が、ニジェールで児童婚や産科フィスチュラに苦しむ女性たちを取材した特集の中で、これらの課題の撲滅に取り組む国連人口基金の活動についても紹介される予定です。
先日6月19日にBS1「国際報道2019」において紹介されたニジェールの児童婚の現状が、NHK地上波でも放送されることになりました。
ぜひ、ご覧ください!
※緊急番組放送等のため番組編成が変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。
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